ORGANIC
AND
SUSTAINABLE
日本の土、
左官の技。
ORGANIC AND SUSTAINABLE
ソイル左官
KS AGではドイツのソイルペイント施工に加え、日本の土を活用した左官施工も手がけています。建設残土を当の建築の土壁や床材、家具に活用することで、物語性やデザイン性が生まれ、環境に良い建築空間が生まれます。
ソイル左官とは?
ABOUT
地産地消
「建築業界にも地産地消」をモットーに、建築物の土地、または周辺の土を活用し、土壁の材料を生産します。こうしてできた材料は、採取地によって性質もさまざまです。知識と経験を持った左官職人が、それぞれの土の性質に合わせ、内外壁や床の施工や家具製作に活用します。材料生産から左官の施行まで行うのが、KS AGの「ソイル左官」です。
建設残土のアップサイクル
基礎を掘る際、多くの場合、建設残土が発生します。残土は産廃として廃棄される、それがこれまでの通例でした。産廃業者によっては、そのまま残土を山に捨て、時に土砂崩れの原因にもなっています。KS AGの「ソイル左官」は、建設残土を濾し直し、土壁や床、什器の材料へとリサイクル&アップサイクルし、環境によい建築を牽引する取り組みです。
材料生産と施工
PRODUCTION &
CONSTRUCTION
01
土壁の材料生産
材料生産の流れ
❶ 掘る
建設工事で土が掘られ、残土となります。
❷ 平す(ならす)
残土を空き地もしくは屋内に運びます。ブルーシートの上に5袋の1t袋を広げると、その上に土を平し(均し)ていきます。
❸ 干す
平した土を、3日ほど干します。
❹ 潰す
土の塊はトンカチなどで砕いていきます。
❺ 濾す
20厘(6mm)→10厘(3mm)→5厘(1.5mm)と、濾していきます。
❻ 袋詰め
❼ 材料完成
ソイル左官の作業は、ワークショップ形式で御施主様・関係者様が参加してもらうことも可能です。動画は淺沼組名古屋支店様で行った施工ワークショップの様子です。
MAKING MATERIALS FOR SOIL WALLS
02
土壁・床・家具の施工
土に合わせた左官施工
-
どういった土地から採取されたかにより、土の性質が異なります。施工職人の経験と知識により、それぞれの土地の性質にあった施工法を確立します。
-
内壁であれば、職人にてバインダー(ツナギ)であるツノマタ糊の量を調整することにより、または塗る厚みを調整することにより、美しく強く仕上げることができます。
-
外壁においてはモルタルと混ぜることにより、耐久性を保証します。